【初心者向け】ドメインとは何ぞや?取得方法や基本情報をわかりやすく解説!
(*このページは2021年7月23日に更新されました。)
ドメインはWebサイトを立ち上げる際にとても必要なものであり、サーバーの次に大事です。
ドメインは自分で設定することができますし、「.com」や「.jp」など一番後ろにつく単語もたくさんあるためどのドメインが良いのか迷うことがあります。
その為、いざブログを作成するとなったとき、サーバーだけでなく、ドメイン名でも悩む人が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、初心者の方にもわかるようにドメインについての基本情報を下記のようにご紹介していきます。
⚫︎ ドメインとは
⚫︎ ドメインの種類
⚫︎ トップレベルドメイン(TLD)の種類
⚫︎ ドメインは新品だけでなく中古も存在する
⚫︎ ドメインを取得するにはどうしたらいいのか
こんにちは。マサルです。
今回は、ドメインについて初心者でも分かるように解説していきます。
また、一番後ろにつく単語の意味や取得できる場所もご紹介しますので、この記事を読めばドメインを決めやすくなるかと思います。
目次
ドメインとは
ドメインとは、数字で表記されるIPアドレスをわかりやすく文字列に変換したものであり、簡単に言うと、インターネット上における住所のようなものとなります。
例えば、Webサイトを見ていると「https://〇〇.com/」や「http://www.××.jp/」などが表示されるかと思いますが、「○○.com」や「www.××.jp」の部分がドメインとなります。
つまり、「○○.com」や「××.jp」がネット上におけるコンピュータやサーバの所在地を示す住所的な役割を果たしており、ひとつひとつのサイトを特定するために使われています。
また、ドメイン名の取得は早い者勝ちとなり、重複して使用することはできません。
ドメインは簡単にいうと、「住所」のようなものになり、「flytech.work」がフライテックのドメインとなります。
また、住所が一つひとつの家の場所を指しているように、ドメインは重複して存在することはなく、世界にひとつしかありません。
ドメインの名称
ドメインを調べていると、下記のようなドメインの前に「www」が付いているものと付いていないものの2種類があるかと思います。
それらはただついているという事ではなく、きちんとした意味がありますので、2種類のドメインを色で区分して紹介します。
⚫︎ 某ゲーム会社のドメイン
https://www.nintendo.co.jp
⚫︎ 某SNS会社のドメイン
https://twitter.com
・ サブドメイン
本体ドメインの先頭に文字列を挿入しているドメインであり、メインサイトとは別のコンテンツを作るときに、用途に応じて細かく分類して使用するこができます。
今回、「https://www.nintendo.co.jp」では「www」がサブドメインとなります。
・ セカンドレベルドメイン
インターネット上のドメインのうち、ピリオドで区切られた文字列の右側から2番目の部分となり、ドメイン名を利用する組織の種類や所在、組織名などを表しています。
今回、「https://www.nintendo.co.jp」では「co」、「https://twitter.com」では「twitter」がセカンドレベルドメインとなります。
・ トップレベルドメイン
インターネット上のドメインのうち、ピリオドで区切られた文字列の右側から1番目の部分となり、ドメイン名を利用する組織の分野や国名などを表しています。
今回、「https://www.nintendo.co.jp」では「jp」、「https://twitter.com」では「com」がトップレベルドメインとなります。
ドメインの種類
ドメインには、共有ドメインと独自ドメインという2種類のドメインが存在します。
例えば、ネットで調べていると、下記のようなドメインがあります
⚫︎ Aのドメイン
https://AAAAA.com/
⚫︎ Bのドメイン
https://AAAAA.BBBBB.com/
結論から言うと、Bが共有ドメインでAが独自ドメインとなります。
どちらも同じように見えるかと思いますが、共有ドメインは「ひとつの建物に複数の家族が暮らすマンション」、独自ドメインは「家族だけで暮らす戸建」のイメージです。
イメージだけでもよくわからないかと思いますので、共有ドメインと独自ドメインについて紹介していきます。
共有ドメイン
共有ドメインとはあるサービスを利用する際に作成できるドメインであり、「◯◯.会社名.com」や「××.会社名.jp」などのように、サービス会社の名前が追加されてドメインを登録します。
例えば、市川海老蔵さんのアメーバブログである「ameblo.jp/ebizo-ichikawa」は共有ドメインとなります。
共有ドメインには下記のようなメリットとデメリットがあります。
共有ドメインのメリット
まず、共有ドメインには下記のようなメリットがあります。
⚫︎ 無料でドメインを取得できる
1つ目は、無料でドメインを取得できるということです。
「自分の好きなドメイン名 + 会社のドメイン」にはなりますが、ドメインを無料で作成することができます。
⚫︎ サイトの立ち上げまでが簡単
2つ目は、サイトの立ち上げまでが簡単であるということです。
アカウントを登録し、ドメイン名を設定することで、数分でサイトを立ち上げることができます。
共有ドメインのデメリット
続いて、共有ドメインには下記のようなデメリットがあります。
⚫︎ SEOに強くない
1つ目は、SEOに強くないということです。
SEOとは検索順位の最適化システムのことで、検索結果の表示順位が高ければ高いほど訪問率が上がるとされ、ビジネスの成功において重要な要因となります。
共有ドメインは、会社ドメインを取得している全てのユーザーと共有している状態であり、検索評価の対象も含めた同じドメインの全ユーザーとなるため、サイト順位が他のユーザによって影響してしまうことがあります。
その為、SEOにはあまり強くありません。
⚫︎ ドメイン名を好きに選べない
2つ目は、ドメイン名を好きに選べないということです。
アカウント登録時にドメインを設定することはできますが、会社のドメインが後ろに入ってしまう為、強制的にサブドメインが入ったドメインとなってしまいます。
その為、自分好みのドメイン名を設定することができません。
⚫︎ サービスが終われば強制的に閉鎖されてしまう
3つ目は、サービスが終われば強制的に閉鎖されてしまうということでうす。
例えば、はてなブログで毎月10万PV達成していた場合にもし、はてなブログのサービスが終了してしまった場合、今まで積み上げてきた10万PVのブログも終了してしまいます。
共有ドメインは、登録が無料で設定がとても簡単である為、すぐにサービスを立ち上げることができます。
その為、Amebaブログ、はてなブログで作成しているブログやBASE、Wixで作成しているWebサイトは基本、共有ドメインとなっております。
独自ドメイン
独自ドメインとは自分だけのドメインであり、「◯◯.jp」の「◯◯」の部分は任意の文字列を登録することで、登録者が好きなように決めることができます。
例えば、当サイトの「flytech.work」は独自ドメインとなります。
独自ドメインには下記のようなメリットとデメリットがあります。
独自ドメインのメリット
まず、独自ドメインには下記のようなメリットがあります。
⚫︎ ドメインの使用が契約している限り可能である
1つ目のメリットは、ドメインの使用が契約している限り可能であるということです。
例えば、独自ドメイン「google」のサーバー会社を今より安い会社で利用することにした場合、移した場合にも同じ独自ドメインを使用できます。
また、サーバーだけ変えたい場合も、同じ独自ドメインを使用でき、移動前と移動後でも同様に表示されるため、サイトへの訪問数を継続することができます。
⚫︎ ユーザーからの信頼性が高い
2つ目のメリットはユーザーからの信頼度が高いということです。
例えば、ある会社Aのドメインが共有ドメインであった場合、本当にきちんとした会社なのか不安になります。
その為、独自ドメインで運営するということはユーザーの信頼性を高めるということになります。
⚫︎ SEOに有利である
3つ目は、SEOに有利であるということです。
独自ドメインはオリジナルドメインである為、SEOにとっても有利となります。
また、更新頻度をあげていくと徐々に記事が上位に表示されていくようになるので、SEOでアクセスを集めたい方は圧倒的に独自ドメインが良いです。
⚫︎ Adsence申請が通りやすい
4つ目は、Adsence申請が通りやすいということです。
独自ドメインではGoogle Adsenceなどの広告収益化の申請が通りやすいです。
その為、収益目的でWebサイトを作成する方は独自ドメインを取得した方が良いです。
独自ドメインのデメリット
続いて、独自ドメインには下記のようなデメリットがあります。
⚫︎ 年間で費用がかかる
1つ目は、年間で費用がかかるということです。
自分でオリジナルのドメインを取得するので維持費がかかってしまいます。
維持費は年間100円〜10000円とドメインによって変わってくるので、取得するときにどのくらいかるのか確認しましょう、
⚫︎ 準備するのに時間がかかる
2つ目は、準備するのに時間がかかるということです。
独自ドメインを使用する場合、ドメイン取得からサーバーの契約まで全て自分で行うため、準備に時間がかかってしまいます。
また、初心者からすると慣れない操作ですので完了するまで時間がかかるかと思います。
ドメイン取得からサーバーの契約までの手順でわからないことがあったらネットで調べたり、サポートに問い合わせてたりしてみましょう。
独自ドメインはオリジナルドメインであるため、SEOに強く、信頼性が高まります。
その為、さまざまな会社のWebサイトは独自ドメインであり、フライテックももちろん独自ドメインです。
トップレベルドメイン(TLD)の種類
ドメインの種類はわかったものの、後ろにつけるトップレベルドメインは何を選べば良いのでしょうか?
現在、1500以上ものトップレベルドメインが存在しており、どれを選べば良いのか迷うかと思います。
また、トップレベルドメインの種類は大きく分けて、gTLDとccTLD、sTLDの3つに分類することができ、サイトの目的によってトップレベルドメインが変わってきますので注意してください。
その為、gTLDとccTLD、sTLDの意味合いや、どのようなドメインがあるのかについてそれぞれご紹介していきます。
gTLD
gTLDとは「generic TLD」といい、特定の領域・分野ごとに割り当てられたトップレベルドメインとなります。
また、gTLDの中では2012年以降に「.site」や「.tokyo」など特定の意味を持つものが多い「新gTLD」という、トップレベルドメインも出てきました。
その為、一般的な企業や個人のサイトや日本で作られたサービスのWebサイトなどに使用されていることが多いです。
代表的なgTLDは下記となります。
ドメイン名 | 種類 | 特徴 |
.com | gTLD | Companyという意味で、一番人気なトップレベルドメインとなります。 現在では様々な用途で登録されており、分かりやすい単語は既に登録されていて取得できないことが多いです。 |
.net | gTLD | 「Network」という意味のトップレベルドメインとなります。 現在は用途の制限なく利用することができます。 |
.org | gTLD | 「oganization」という意味のトップレベルドメインとなります。 非営利団体や組合などで利用することができます |
.info | gTLD | 情報サービスを対象としたトップレベルドメインとなります。 現在は用途に制限はありませんが、その名称のイメージから情報を発信するサイトに利用されています。 |
.biz | 新gTLD | ビジネスを対象としたトップレベルドメインとなります。 商用利用にのみ使用が可能となります。 |
.site | 新gTLD | 「サイト」という意味のトップレベルドメインとなります。 2015年に登場したドメインなので、「com」など古くからあるドメインで既に誰かが登録している単語でも取得出来る可能性があります。 |
.tokyo | 新gTLD | 「東京」という意味のトップレベルドメインとなります。 東京に関するサイトであることを、ドメインだけで伝えることができます。 |
.blog | 新gTLD | 「ブログ」という意味のトップレベルドメインとなります。 ブログサイトであることを、ドメインだけで伝えることができます。 |
.app | 新gTLD | 「アプリケーション」という意味のトップレベルドメインとなります。 アプリケーションやゲーム向けのサイトであることを、ドメインだけで伝えることができます。 |
ccTLD
ccTLDとは「generic TLD」といい、国や地域ごとに割り当てられたトップレベルドメインとなります。
日本国内に登記がある場合にのみ使用が可能であり、日本法人であることの証明にもなることから信頼性が担保できます。
また、ccTLDの中にも日本国内の企業や学校を表す、「属性型jp」というトップレベルドメインもあります。
その為、政府関係や日本を代表とする大手企業などのWebサイトに使用されていることが多いです。
代表的なccTLDは下記となります。
ドメイン名 | 種類 | 特徴 |
.co.jp | ccTLD(属性型jp) | 株式会社、有限会社、合同会社、合名会社、合資会社などを対象とした 日本国内に登記がある場合にのみ使用が可能となります。 |
.ne.jp | ccTLD(属性型jp) | ネットワークサービス提供者を対象としたトップレベルドメインとなります。 日本国内に登記がある場合にのみ使用が可能となります。 |
.ac.jp | ccTLD(属性型jp) | 学校法人・大学・短期大学・職業訓練校・職業訓練法人などを対象としたトップレベルドメインとなります。 日本国内に登記がある場合にのみ使用が可能となります。 |
.jp | ccTLD | 「日本」という意味のトップレベルドメインとなります。 組織が利用する「co.jp」とは違い、日本の登記があれば個人でも利用可能です。 |
.us | ccTLD | 「アメリカ」という意味のトップレベルドメインとなります。 アメリカに登記がないと取得することができません。 |
.au | ccTLD | 「オーストラリア」という意味のトップレベルドメインとなります。 オーストラリアに登記がないと取得することができません。 |
sTLD
sTLDとは「sponsored TLD」といい、特定の業種や事業目的のために用意されたトップレベルドメインとなります。
各業界ごとにスポンサー組織が立てられており、その組織の認定をうけることによって登録資格を得ることができるようになっています。
その為、空港・航空会社や旅行業界、郵便事業者のWebサイトなどに使用されていることが多いです。
代表的なsTLDは下記となります。
ドメイン名 | 種類 | 特徴 |
.aero | sTLD | 航空関連企業のために作られたトップレベルドメインとなります。 |
.travel | sTLD | 旅行業界向けに作られたトップレベルドメインとなります。 |
.post | sTLD | 郵便事業向けに作られたトップレベルドメインとなります。 |
ドメインは新品だけでなく中古ドメインも存在する
ドメインを取得しようとして、どうしてもこのトップレベルドメインが良いが誰かに取られてしまっているということがあるかと思います。
それでは、現在取られていて使用できないドメインはもう二度と取得することはできないのでしょうか?
答えはノーであり、確率は低いですが、状況次第では現在取られていて使用できないドメインを取得することが可能となります。
なぜなら、他者が所有するドメイン名のうち、更新されずに期限切れを迎えているという中古ドメインが存在するからです。
つまり、自分が欲しいドメイン名を他者が管理していなくて更新忘れの状態でしたら、中古ドメインとしてそのドメインを取得することができます。
また、中古ドメインは過去に運用していたWebサイトの検索エンジン評価などを引き継ぐため、既に中古ドメインが持っているパワーを活用することができるので更なる向上が見込めます。
その為、自分が欲しかったドメインが中古ドメインにないか確認してみましょう。
中古ドメインはドメインを売っている全てのサービスで取得できるわけではありませんので注意してください。
また、取得するにあたって期間制やオークション制のものもありますので、どのように取得できるのか確認しておきましょう。
ドメインを取得するにはどうしたらいいのか
それではどのようにしてドメインを取得すれば良いのでしょうか?
結論から言うと、共有ドメインは、AmebaブログやBASEなどのサービスを登録する際に取得することができ、独自ドメインは「Xserverドメイン」や「お名前.com」、「ムームドメイン」などのWebサイトで取得することができます。
その為、ここでは独自ドメインを取得できるサービスの代表例として、Xserverドメイン、お名前.com、ムームドメインの3つについてご紹介します。
また、緑色のリンクを押すとすぐに独自ドメインを取得することができますのでドメインを取得したい場合はこちらをクリックください。
Xserverドメイン
Xserverドメインはエックスサーバー株式会社が運営している格安のドメイン名取得サービスです。
「.com」や「.net」などの人気なドメインが、国内最安となる「1円」から取得が可能で、DNSレコード編集機能やWhois情報代理公開機能など、ドメインの運用に十分な機能を標準で備えています。
お名前.com
お名前.comは、1999年のサービス開始以来、登録実績2,500万件突破し、GMOインターネット株式会社が運営している国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。
お名前.comは新ドメインだけでなく、中古ドメインを取得することができます。
また、英単語を含み、短く覚えやすく、ドメインの種類が「.com」であるプレミアムドメインを取得することもできます。
ムームードメイン
ムームードメインはGMOペパボ株式会社が運営している低価格でドメインを取得できるサービスです。
最安69円/年~にてドメイン取得が可能なので、コストを抑えて独自ドメインで本格的なサイトが運営できます。
他にも、おすすめなドメイン会社がありますので詳しく知りたい場合はこちらをご参考ください。
まとめ
ドメインとはサイトを表す住所のようなもの
⚫︎ ドメインとは、数字で羅列表記されるIPアドレスをわかりやすく文字列に変換したものである
(簡単に言うと、インターネット上における住所のようなもの)
⚫︎ ドメインには「.」によって区分で分かれており、一般的にサブドメイン、セカンドレベルドメイン、トップレベルドメインがある
⚫︎ ドメインには共有ドメインと独自ドメインの2種類が存在し、それぞれにメットやデメリットがある
(おすすめは独自ドメインである)
⚫︎ トップレベルドメイン(TLD)にはgTLDとccTLD、sTLDの3種類があり、トップレベルドメインを見ることでどのようなサイトなのか大まかに判断できる
⚫︎ ドメインには新品だけでなく中古ドメインも存在し、過去に運用していたWebサイトの検索エンジン評価などを引き継ぐことができる
⚫︎ 共有ドメインは、AmebaブログやBASEなどのサービスを登録する際に取得することができ、独自ドメインはXserverドメインやお名前.com、ムームドメインなどで取得できる
ST
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