【Python】サイズを調べるならlen()!使い方について解説!
Pythonで指定したオブジェクトのサイズを調べたい場合はlen()を使用します。
len()とはオブジェクトの長さ(要素の数)を返す関数であり、リストの要素数や文字列の文字数など様々な型のオブジェクトのサイズを取得することができます。
そのため、len()関数はパスワードなどのような文字数制限がある場合に入力した文字数を確認する場合や、リストを初期化した時にきちんと初期化できているかどうか確認する際に使用することができます。
今回は、Pythonのlen()の使い方について以下の内容で解説していきます。
⚫︎ len()の基本的な使い方
⚫︎ len()の実践的な使い方
目次
今回はPythonのlen()関数の使い方について説明していきます。
はい!
お願いします!
len()とは
len()とはオブジェクトの長さ(要素の数)を返す関数であり、リストの要素数や文字列の文字数など様々な型のオブジェクトのサイズを取得することができます。
len()の書き方
len()の書き方は下記となります。
1 |
len("オブジェクト"); |
len()のパラメータ
⚫︎ オブジェクト:
長さを調べたいオブジェクトを指定する
len()のパラメータにオブジェクトを指定することで指定したオブジェクトのサイズを調べることができます。
len()の基本的な使い方
len()の基本的な使い方を紹介します。
リストなどの複数のデータの要素数を調べる
len()でリストなどの複数のデータの要素数を調べることができます。
今回はリストとタプルのデータの要素数を調べてみます。
例
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listA= ["element1", "element2", "element3", "element4", "element5"] tupleA= ("element1", "element2", "element3", "element4", "element5", "element6", "element7", "element8", "element9", "element10" ) print("リストの要素数: " + str(len(listA))) print("タプル要素数: " + str(len(tupleA))) |
出力結果
リストの要素数: 5
タプルの要素数: 10
len()関数によってリストやタプルの要素数を調べることができます。
そのため、リストの要素数は「5」と表示され、タプルの要素数は「10」と表示されます。
もし、len()関数でリストなどの要素数を調べる方法について詳しく知りたい場合はこちらをご参考ください。
len()関数でのリストやタプルの要素数を取得していますね!
そうですね。
len()関数はリストなどの複数の集まりのデータ型の個数を調べることができます。
そのため、今回はリストとタプルの要素数を調べて取得しています。
文字列の文字数を調べる
また、len()関数は文字列の文字数を調べることもできます。
例
1 2 3 |
message = "あけましておめでとうございます。" print("文字数: " + str(len(message))) |
出力結果
文字数: 16
len()関数によって文字列の文字数を調べています。
そのため、「あけましておめでとうございます。」は16文字なので16と表示されます。
もし、len()関数で文字列の文字数を調べる方法について詳しく知りたい場合はこちらをご参考ください。
エンコード別のバイト数を調べる
len()関数はエンコード別のバイト数を調べることもできます。
例
1 2 3 4 |
message = "この文字列のバイト数を調べる" print("utf-8でのバイト数: " + str(len(message.encode('utf-8')))) print("shift_jisでのバイト数: " + str(len(message.encode('shift_jis')))) |
出力結果
utf-8でのバイト数: 42
shift_jisでのバイト数: 28
len()関数によって文字列の文字数をバイト数を調べています。
そのため、エンコード別によって文字列のバイト数が表示されています。
len()関数でのバイト数を取得していますね!
そうですね。
len()関数はエンコード別でのバイト数を調べることができます。
そのため、今回は「uft-8」と「shift_jis」でのバイト数を調べて取得しています。
len()の実践的な使い方
len()の実践的な使い方を紹介します。
文字数チェック
len()関数は文字数チェックを行う際に使用することができます。
例えば、パスワードを入力する際に文字数が足りない場合やオーバーしている場合にエラーを発生させるようにできます。
例
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def check(input): input_count = len(input) if (input_count > 2) & (input_count <= 10): print("パスワードが設定されました。") else: print("パスワードの設定ミスです。") check("password") check("pw") |
出力結果
パスワードが設定されました。
パスワードの設定ミスです。
len()関数によってパスワードの文字数を調べ、文字数を条件式として設定しています。
そのため、「password」は8文字なのでパスワードが設定されますが、「pw」は2文字なのでパスワードが設定することができません。
リストなどの空チェック
len()関数はリストなどの空チェックを行う場合にも使用することができます。
例
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def check(input): input_count = len(input) if (input_count == 0): print("リストが空であることを確認しました。") input.append("新要素1") return input else: print("リストが空でないことを確認しました。") return input list1 = ["要素1", "要素12", "要素3", "要素4", "要素5"] list1_1 = check(list1) print(list1_1) list2 = [] list2_1 = check(list2) print(list2_1) |
出力結果
リストが空でないことを確認しました。
[‘要素1’, ‘要素12’, ‘要素3’, ‘要素4’, ‘要素5’]
リストが空であることを確認しました。
[‘新要素1’]
len()関数によってリストの中身が空であるかどうかを調べ、空の場合は新しい要素を追加し、空でない場合はリストをそのまま返すようにしています。
そのため、list2には新しい要素が追加されていますが、list1はそのまま返されて表示されています。
今回のポイント
len()でオブジェクトの長さを調べる
⚫︎ Pythonのlen()はオブジェクトの長さ(要素の数)を返す関数である
⚫︎ len()のパラメータにはサイズを調べたいオブジェクトを指定する
⚫︎ len()の基本的な使い方として文字列の文字数を調べたり、リストなどの複数のデータ型の要素数を調べたり、文字列のバイト数を調べる際に使用する
⚫︎ len()の応用的な使い方として入力した文字数を確認する文字数のチェックの際に使用したり、>リストなどの中身が空かどうか確認する空チェックを行う際に使用したりする
ST
株式会社flyhawkのSTです。フライテックメディア事業部でのメディア運営・ライター業務なども担当。愛機はMac Book AirとThinkPad。好きな言語:swift、JS系(Node.js等)。好きなサーバー:AWS。受託開発やプログラミングスクールの運営をしております。ご気軽にお問い合わせください。