【Python】sum()でリスト(List)の要素の合計を計算する!
Pythonのリスト(List)の要素の合計値を計算して求めるにはsum()を使用します。
sum()とはイテレータ内の合計値を返す関数であり、リストに対して使用することでリストに格納されている要素の合計を計算することができます。
そして、sum()の第2パラメータに数値を指定すると、「リストの要素の合計値 + パラメータの数値」が合計値として返されるようになります。
また、リストの後ろにインデックスを指定することで、2次元や3次元などの多次元のリストに格納されている各リストの要素の合計を計算することができます。
今回はPythonのsum()でリスト(List)の要素の合計を計算する方法について以下の内容で解説していきます。
⚫︎ リストの要素のみで合計を求める場合
⚫︎ リストの要素と加算で合計を求める場合
⚫︎ 2次元リストの要素の合計を計算する場合
⚫︎ 3次元リストの要素の合計を計算する場合
目次
リスト(List)とは
リスト(List)とは整数、浮動小数点数、文字列などのような任意の型のデータを格納できるミュータブル(操作可能)な型になります。
ここでは詳しく紹介しませんが、もしリスト(List)について詳しく知りたい場合はこちらをご参考ください。
sum()とは
sum()とはイテレータ内の合計値を返す関数になります。
ここでは詳しく紹介しませんが、もしsum()について詳しく知りたい場合はこちらをご参考ください。
リスト(List)の要素の合計を計算するサンプルコード
リスト(List)の要素の合計を計算するサンプルコードを紹介します。
リスト(List)の要素のみで合計を求める場合
sum()でリスト(List)の要素のみで合計を求めてみます。
例
1 2 3 4 5 6 |
sample_list = [123, 13, 345, 89, 12345, 12345, 45689, 39665] print(sample_list) print('・リスト内の合計値を求める') sample_list_sum = sum(sample_list) print('合計値', sample_list_sum) |
出力結果
[123, 13, 345, 89, 12345, 12345, 45689, 39665]
・リスト内の合計値を求める
合計値 110614
sum()によってリストの合計値が求められています。
リスト(List)の要素と加算で合計を求める場合
sum()でリスト(List)の要素と加算で合計を求めてみます。
例
1 2 3 4 5 6 |
sample_list = [13, 12, 3, 8, 15, 45, 49, 66] print(sample_list) print('・リスト内の合計値に数値を加算する') sample_list_sum = sum(sample_list, 1000) print('合計値', sample_list_sum) |
出力結果
[13, 12, 3, 8, 15, 45, 49, 66]
・リスト内の合計値に数値を加算する
合計値 1211
sum()のパラメータである加算する数値を指定することで、「リストの合計値 + 加算する数値」で合計値を返しています。
多次元リスト(List)の要素の合計を計算するサンプルコード
多次元リスト(List)の要素の合計を計算するサンプルコードを紹介します。
2次元リストの要素の合計を計算する場合
sum()を使って、2次元リストの要素の合計の計算を行ってみます。
例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 |
sample_list = [[1113, 138, 245], [9670, 245, 15622],[5689, 5689, 3665],[89, 989, 455]] print(sample_list) print('・sum()で2次元リストの合計値を求める') sample_list_sum1 = sum(sample_list[0]) print('インデックスが1であるリストの合計値', sample_list_sum1) sample_list_sum2 = sum(sample_list[1]) print('インデックスが2であるリストの合計値', sample_list_sum2) sample_list_sum3 = sum(sample_list[2]) print('インデックスが3であるリストの合計値', sample_list_sum3) sample_list_sum4 = sum(sample_list[3]) print('インデックスが4であるリストの合計値', sample_list_sum4) total = 0 for i in sample_list: val = sum(i) totalAll = total + val total = totalAll else: print('2次元リストの合計値', totalAll) |
出力結果
[[1113, 138, 245], [9670, 245, 15622], [5689, 5689, 3665], [89, 989, 455]]
・sum()で2次元リストの合計値を求める
インデックスが1であるリストの合計値 1496
インデックスが2であるリストの合計値 25537
インデックスが3であるリストの合計値 15043
インデックスが4であるリストの合計値 1533
2次元リストの合計値 43609
リストの後ろにインデックスを1つ指定することで、2次元リスト内の1次元リストの要素の合計値を求めることができ、各リストの合計値をfor文で取り出すことで2次元リストの合計値を求めることができます。
その為、2次元リスト内にある各1次元リストの要素の合計値と2次元リスト内の合計値が表示されています。
3次元リストの要素の合計を計算する場合
sum()を使って、3次元リストの要素の合計の計算を行ってみます。
例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 |
sample_list = [ [[1133, 138, 245], [9670, 245, 15622], [35, 67, 89]], [[5889, 5689, 3665],[89, 989, 455], [55, 17, 99]] ] print(sample_list) print('・sum()で3次元リストの合計値を求める') sample_list_sum1 = sum(sample_list[0][0]) print('インデックスが1-1であるリストの合計値', sample_list_sum1) sample_list_sum2 = sum(sample_list[0][1]) print('インデックスが1-2であるリストの合計値', sample_list_sum2) sample_list_sum3 = sum(sample_list[0][2]) print('インデックスが1-3であるリストの合計値', sample_list_sum3) sample_list_sum4 = sum(sample_list[1][0]) print('インデックスが2-1であるリストの合計値', sample_list_sum4) sample_list_sum4 = sum(sample_list[1][1]) print('インデックスが2-2であるリストの合計値', sample_list_sum4) sample_list_sum4 = sum(sample_list[1][2]) print('インデックスが2-3であるリストの合計値', sample_list_sum4) total = 0 for i in sample_list: for j in i: val = sum(j) totalAll = total + val total = totalAll else: print('3次元リストの合計値', totalAll) |
出力結果
[[[1133, 138, 245], [9670, 245, 15622], [35, 67, 89]], [[5889, 5689, 3665], [89, 989, 455], [55, 17, 99]]]
・sum()で3次元リストの合計値を求める
インデックスが1-1であるリストの合計値 1516
インデックスが1-2であるリストの合計値 25537
インデックスが1-3であるリストの合計値 191
インデックスが2-1であるリストの合計値 15243
インデックスが2-2であるリストの合計値 1533
インデックスが2-3であるリストの合計値 171
3次元リストの合計値 44191
リストの後ろにインデックスを2つ指定することで、3次元リスト内の1次元リストの要素の合計値を求めることができ、各リストの合計値をfor文で取り出すことで3次元リストの合計値を求めることができます。
その為、3次元リスト内にある各1次元リストの要素の合計値と3次元リスト内の合計値が表示されています。
今回のポイント
sum()でリスト(List)の要素の合計を計算
Pythonでリスト(List)の要素の合計を計算するにはsum()を使用する。
⚫︎ リスト(List)に対してsum()を使用するとリスト内要素の合計値を求めることができる
⚫︎ sum()の第2パラメータに数値を指定すると、「リストの合計 + 数値」が合計値となる
⚫︎ sum()は2次元や3次元のような多次元リストの合計値でも計算することができる
ST
株式会社flyhawkのSTです。フライテックメディア事業部でのメディア運営・ライター業務なども担当。愛機はMac Book AirとThinkPad。好きな言語:swift、JS系(Node.js等)。好きなサーバー:AWS。受託開発やプログラミングスクールの運営をしております。ご気軽にお問い合わせください。