【Python】in演算子の書き方と使い方を解説!サンプルコード付き!
in演算子を使うと、リストやタプルなどに特定の要素が含まれるかどうかを確認・判することができます。また、forループの繰り返し処理を行う場合にも使用されます。
今回はin演算子の書き方と使い方をサンプルコードを使って解説していきます。
目次
in演算子とは
先ほども言いましたが、in演算子はリストやタプルなどに特定の要素が含まれるかどうかを確認・判定できます。
また、forループの繰り返し処理を行う場合にも使用されることもあります。
特定の要素がある場合はtrueを、ない場合は、falseを返します。
inの書き方
inの構文は下記のように書きます。
1 |
特定値 in リストなど |
inの基本的な使い方
inの基本的な使い方を見てみましょう。
リストで使用する場合
例
1 2 3 4 5 6 |
num = [1, 2, 3] name = ["太郎", "次郎", "三郎"] print(10 in num) print("太郎" in name) |
出力結果
FALSE
TRUE
numには10がありませんので、falseが返ってきます。
nameには太郎がありますので、trueが返ってきます。
文字列で使用する場合
例
1 2 3 4 5 |
word = "おはようございます。" print("お" in word) print("おはよう" in word) print("あ" in word) |
出力結果
TRUE
TRUE
FALSE
特定値がリストなどの要素に入っているのかいないのかを判定することができ、ある場合は、trueを
ない場合は、falseを返します。
if文(条件分岐)で使用する場合
in演算子とif文(条件分岐)を組み合わせることができます。
if文について知りたい場合は【Python】if文で条件分岐を行う!書き方や使い方を分かり易く解説!をご参考ください。
ifを使った例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
num = [0, 1, 2] word = ["木", "火", "風", "雷"] if 2 in num: print("2はリストにあります。") if "土" in word: print("雷はリストにあります。") print("処理を終了します。") |
出力結果
2はリストにあります。
処理を終了します。
numには0がリストにありますので、ifの条件式ではtrueとなり、ifの下の処理が実行されます。
しかし、wordには土がリストにありませんので、ifの条件式ではfalseとなり、ifの下の処理が実行されません。
続いてif-elseを使って実行してみます。
if-elseを使った例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 |
num = [0, 1, 2] word = ["木", "火", "風", "雷"] if 2 in num: print("2はリストにあります。") else: print("2はリストにありません。") if "土" in word: print("土はリストにあります。") else: print("土はリストにありません。") print("処理を終了します。") |
出力結果
土はリストにありません。
処理を終了します。
numに2がリストにありますので、ifの条件式ではtrueとなり、ifの下の処理が実行されます。
wordには土がリストにありませんので、ifの条件式ではfalseとなり、elseの下の処理が実行されます。
辞書変数で使用する場合
例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 |
alpha= {'A': 'apple', 'B': 'ball', 'c': 'cat', 'D': 'dog'} print('A' in alpha) print('apple' in alpha.values()) print(('A','apple') in alpha.items()) print('B' in alpha) print('bag' in alpha.values()) print(('B','bag') in alpha.items()) |
出力結果
TRUE
TRUE
TRUE
TRUE
FALSE
FALSE
複数の要素を調べる場合
先ほどまでは単数で要素を調べていましたが、複数同時に要素を調べることもできます。
論理演算子を使う
論理演算子のand(かつ)、or(または)を使うことで、in演算子で複数の要素を調べることができます。
例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 |
num = [0, 1, 2, 3 ,5] num1 = 0 num2 = 100 print(num1 in num and num2 in num) print(num1 in num or num2 in num) print((num1 in num) or (num2 in num)) animal = ["キリン", "パンダ", "ライオン"] ani1 = "くま" ani2 = "ライオン" print(ani1 in animal and ani2 in animal) print(ani1 in animal or ani2 in animal) print((ani1 in animal) or (ani2 in animal)) |
出力結果
FALSE
TRUE
TRUE
FALSE
TRUE
TRUE
論理演算子によってリストの中にある要素を複数指定して調べることができます。
集合の関数を使う
set関数()も複数の要素を同時に調べることができます。
例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 |
num = [0, 1, 2, 3 ,5] num2= [0, 1, 2, 6] print(set(num2) <= set(num)) animal = ["キリン", "パンダ", "ライオン"] animal2 = ["キリン", "パンダ"] print(set(animal2) <= set(animal)) <p class="blog_p" style="font-size: 20px;"><strong>出力結果</strong></p> "<div class="w3-note w3-panel" style="margin-bottom: 100px;"> <p class="blog_p">"FALSE TRUE |
このようにset関数()を使うとリストの中にある要素をまとめて調べることができます。
not in演算子とは
not in演算子はin演算子と同様にリストやタプルなどに特定の要素が含まれるかどうかを確認・判定できます。
しかし、特定の要素がある場合は、falesを、ない場合は、trueを返します。
not inの書き方
not inの構文は下記のように書きます。
1 |
特定値 not in リストなど |
not inを使ったサンプルコード
not inを使った例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 |
print("・文字列") print("は" not in "こんにちは") print("・if文") word = ["木", "火", "風", "雷"] if "土" not in word: print("土はリストにありません。") else: print("土はリストにあります。") print("・リストの要素") print(10 not in [1, 2, 3]) print("・辞書変数") alpha= {'A': 'apple', 'B': 'ball', 'c': 'cat', 'D': 'dog'} print('F' not in alpha) print('fire' not in alpha.values()) print(('A','apple') not in alpha.items()) num = [0, 1, 2, 3 ,5] num1 = 0 num2 = 100 print("・論理演算子") print(num1 not in num and num2 in num) |
出力結果
文字列
FALSE
・if文
土はリストにありません。
・リストの要素
TRUE
・辞書変数
TRUE
TRUE
FALSE
・論理演算子
FALSE
ST
株式会社flyhawkのSTです。フライテックメディア事業部でのメディア運営・ライター業務なども担当。愛機はMac Book AirとThinkPad。好きな言語:swift、JS系(Node.js等)。好きなサーバー:AWS。受託開発やプログラミングスクールの運営をしております。ご気軽にお問い合わせください。