【Python】平均値を求める方法について紹介!
Pythonで平均値を求めるにはnumpyライブラリのaverage()やmean()などがありますが、他にもstatisticsライブラリのmean()やsum()とlen()を組み回せて使用することでも平均値を求めることができます。
その為、Pythonで平均値を求める方法をライブラリ別に分けて一覧化してみました。
もし、平均値を求め方を知りたい場合や他の方法で平均値を求めたいと思った場合にこの記事が参考になればと思います。
今回はPythonで平均値を求める方法について以下の内容で解説していきます。
⚫︎ numpyライプラリを使って平均値を求める方法
⚫︎ statisticsライプラリを使って平均値を求める方法
⚫︎ ライブラリを使用せずに平均値を求める方法
目次
平均値とは
平均値とは、データの平均の値のことになります。
例えば、5人の生徒A〜E君が数学のテストを受け、それぞれの点数はA君が46点、B君が45点、C君が67点、D君が80点、E君が90点だった場合の平均値は「(46 + 45 + 67 + 80 + 90) ÷ 5」で「65.6」が平均値となります。
numpyライプラリを使って平均値を求める方法
numpyライプラリを使って平均値を求める方法について紹介します。
numpy.average()を使用して平均値を求める
numpy.average()を使用することで、平均値を求めることができます。
例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
import numpy list1 = [1, 2 ,3, 4, 5 , 6, 7, 8] print(list1) print('・numpy.average()で平均値を求める') list1_ave= numpy.average(list1) print('平均値は', list1_ave) list2 = [0.1, 0.2 ,0.83, 0.78, 0.5 , 0.1, 1.7, 9.8] print(list2) print('・numpy.average()で平均値を求める') list2_ave= numpy.average(list2) print('平均値は', list2_ave) |
出力結果
[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8]
・numpy.average()で平均値を求める
平均値は 4.5
[0.1, 0.2, 0.83, 0.78, 0.5, 0.1, 1.7, 9.8]
・numpy.average()で平均値を求める
平均値は 1.75125
numpy.average()によって、平均値を求めています。
numpy.mean()を使用して平均値を求める
numpy.mean()を使用することで、平均値を求めることができます。
例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
import numpy list1 = [1, 2 ,3, 4, 5 , 6, 7, 8] print(list1) print('・numpy.average()で平均値を求める') list1_ave= numpy.mean(list1) print('平均値は', list1_ave) list2 = [0.1, 0.2 ,0.8, 0.4, 0.4 , 0.1, 1.4, 9.4] print(list2) print('・numpy.average()で平均値を求める') list2_ave= numpy.mean(list2) print('平均値は', list2_ave) |
出力結果
[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8]
・numpy.average()で平均値を求める
平均値は 4.5
[0.1, 0.2, 0.8, 0.4, 0.4, 0.1, 1.4, 9.4]
・numpy.average()で平均値を求める
平均値は 1.6
numpy.mean()によって、平均値を求めています。
statisticsライプラリを使って平均値を求める方法
statisticsライプラリを使って平均値を求める方法について紹介します。
statistics.mean()を使用して平均値を求める
statistics.mean()を使用することで、平均値を求めることができます。
例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
import statistics list1 = [-1, 2, 3, 0, 7, 10, 56] print(list1) print('・statistics.mean()で平均値を求める') print('平均値は', statistics.mean(list1)) list2 = [0.5, 1.2, 5.1, 3.7, 3.2] print(list2) print('・statistics.mean()で平均値を求める') print('平均値は', statistics.mean(list2)) |
出力結果
[-1, 2, 3, 0, 7, 10, 56]
・statistics.mean()で平均値を求める
平均値は 11
[0.5, 1.2, 5.1, 3.7, 3.2]
・statistics.mean()で平均値を求める
平均値は 2.74
statistics.mean()によって、平均値を求めています。
ライブラリを使用せずに平均値を求める方法
ライブラリを使用せずに平均値を求める方法について紹介します。
sum()とlen()を使用して平均値を求める
sum()とlen()を使用することで、平均値を求めることができます。
例
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
list1 = [1, 2 ,3, 4, 5 , 6, 7, 8, 9, 10] print(list1) print('・sum()とlen()で平均値を求める') average1 = sum(list1) / float(len(list1)) print('平均値は', average1) list2 = [0.1, 0.2 ,0.8, 0.7, 0.57 , 0.1, 1.7, 9.8] print(list2) print('・sum()とlen()で平均値を求める') average2 = sum(list2) / float(len(list2)) print('平均値は', average2) |
出力結果
[1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
・sum()とlen()で平均値を求める
平均値は 5.5
[0.1, 0.2, 0.8, 0.7, 0.57, 0.1, 1.7, 9.8]
・sum()とlen()で平均値を求める
平均値は 1.74625
sum()とlen()によって、平均値を求めています。
また、len()はそのまま使用すると小数点が切り捨てられてしまう為、len()で取得した個数をfloat()でfloat型に変換しています。
もし、sum()やlen()ついて詳しく知りたい場合はこちらをご参考ください。
今回のポイント
Pythonで平均値を求めるには4つの方法がある
⚫︎ numpyライブラリを使って平均値を求めるにはaverage()とmean()を使用する
⚫︎ statisticsライプラリを使って平均値を求めるにはmean()を使用する
⚫︎ ライブラリを使用せずに平均値を求めるにはsum()とlen()を使用する
(平均値が小数になる場合はlen()をfloat()で囲んでfloat型にする)
ST
株式会社flyhawkのSTです。フライテックメディア事業部でのメディア運営・ライター業務なども担当。愛機はMac Book AirとThinkPad。好きな言語:swift、JS系(Node.js等)。好きなサーバー:AWS。受託開発やプログラミングスクールの運営をしております。ご気軽にお問い合わせください。