【Python】abs()を使って数値の絶対値を求める!

Pythonのabs()を使用すると数値の絶対値を求めることができます。

abs()とは数値の絶対値を返す関数であり、指定した正の数や負の数の絶対値を取得することができます。

そして、指定した数値が無限大である場合は「inf」を返すようになります。

また、絶対値を返す関数はabs()以外にもmath.fabs()という関数があり、math.fabs()は指定した要素がint型であろうがfloat型であろうが全てfloat型で返すようになります。

今回はPythonのabs()でabs()を使って絶対値を求める方法について以下の内容で解説していきます。

⚫︎ 数値が正の数である場合
⚫︎ 数値が負の無限大である場合
⚫︎ 数値が負の数である場合
⚫︎ 数値が正の無限大である場合

⚫︎ math.fabs()で絶対値を取得する方法

abs()とは

abs()とは、指定した数値の絶対値を返す関数となります。

そもそも絶対値とは、数直線上に表した「0」からの距離となります。
プラスやマイナスといった符号がなく、「-10」と、「10」の絶対値はどちらも「10」となります。

abs()の書き方

abs()の書き方は下記となります。

abs()のパラメータ

⚫︎ 絶対値を求めたい数値:
絶対値を求めたい数値をint型やfloat型で指定する

abs()のパラメータに絶対値を求めたい数値を指定することで、指定した数値の絶対値を返すようになります。

絶対値を求めるサンプルコード

abs()やmath.abs()を使って絶対値を求めるサンプルコードを紹介します。

数値が正の数である場合

数値が正の数である場合に、絶対値を取得してみます。

出力結果

34
34.966

・正の数の絶対値を取得する
34
34.966

「34」、「34.966」を返していることから、abs()は指定した正の数の絶対値を返しています。

数値が負の数である場合

数値が負の数である場合に、絶対値を取得してみます。

出力結果

-3499
-3457.66

・負の数の絶対値を取得する
3499
3457.66

「3499」、「3457.66」を返していることから、abs()は指定した負の数の絶対値を返しています。

数値が正の無限大である場合

数値が正の無限大である場合に、絶対値を取得してみます。

出力結果

inf

・正の無限大の絶対値を取得する
inf

「inf」を返していることから、abs()は指定した正の無限大の絶対値を返しています。

数値が負の無限大である場合

数値が負の無限大である場合に、絶対値を取得してみます。

出力結果

-inf

・負の無限大の絶対値を取得する
inf

「inf」を返していることから、abs()は指定した負の無限大の絶対値を返しています。

math.fabs()で絶対値を取得する方法

絶対値を求める関数はabs()だけでなく、math.fabs()というものがあります。

math.fabs()とはabs()と同様に絶対値を求めるmathライブラリの関数になります。

しかし、abs()と違って、数値がint型であろうがfloat型であろうがfloat型で返すようになります。

出力結果

345
345.8
-345
-42.8
inf
-inf

・masth.abs()で数値の絶対値を取得する
345.0
345.8
345.0
42.8
inf
inf

math.fabs()によって指定した数値の絶対値をfloat型で返しています。

今回のポイント

abs()で数値の絶対値を取得

⚫︎ Pythonのabs()で数値の絶対値を取得することができる

⚫︎ 数値が正の数である場合は、abs()は数値の絶対値を返す

⚫︎ 数値が負の数である場合は、abs()は数値の絶対値を返す

⚫︎ 数値が正の無限大である場合は、abs()は「inf」を返す

⚫︎ 数値が負の無限大である場合は、abs()は「inf」を返す

⚫︎ 絶対値を取得する関数はabs()の他にmath.fabs()がある
(math.fabs()は指定した数値をint型であってもfloat型であっても全てfloat型で返す。
しかし、無限大は「inf」を返す。)

Writer

ST

株式会社flyhawkのSTです。フライテックメディア事業部でのメディア運営・ライター業務なども担当。愛機はMac Book AirとThinkPad。好きな言語:swift、JS系(Node.js等)。好きなサーバー:AWS。受託開発やプログラミングスクールの運営をしております。ご気軽にお問い合わせください。

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