【Python】inで辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認!
Pythonで辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認するにはinを使用します。
inとはリスト、タプル、文字列、辞書に含まれるかどうかを判定することができる演算子であり、含まれる場合はTrueを、含まれない場合はFalseの値を返します。
そのため、辞書型で定義した変数の中のキーや値によって処理を行いたい場合や対象のキーや値がきちんと入っているかどうか確認したい場合に使用することができます。
また、辞書変数の後ろにキーを指定することで多次元の辞書の場合でもin演算子で指定したキーや値が存在するか確認することができます。
今回は、Pythonのinで辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認する方法について以下の内容で解説していきます。
⚫︎ 辞書(dict)に指定したキーが存在するか確認する場合
⚫︎ 辞書(dict)に指定した値が存在するか確認する場合
⚫︎ 辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認する場合
⚫︎ 多次元の辞書(dict)に指定したキーが存在するか確認する場合
⚫︎ 多次元の辞書(dict)に指定した値が存在するか確認する場合
⚫︎ 多次元の辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認する場合
目次
今回はPythonのinで辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認する方法について説明していきます。
はい!
お願いします!
inとは
inとはリスト、タプル、文字列、辞書に含まれるかどうかを判定することができる演算子であり、含まれる場合はTrueを返し、含まれない場合はFalseの値を返すようになります。
in演算子についてはこちらをご参考ください。
辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認するサンプルコード
辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認するサンプルコードを紹介します。
辞書(dict)に指定したキーが存在するか確認する場合
inで辞書(dict)に指定したキーが存在するのか確認してみます。
keys()メソッドを使用すると指定したキーが存在するかどうか確認することができます。
例
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dictionary = {'A':'Apple', 'B': 'Ball', 'C': 'Cat', 'D': 'Desk', 'E': 'Egg'} serch_key1 = 'B' in dictionary.keys() serch_key2 = 'Z' in dictionary.keys() print(serch_key1) print(serch_key2) |
出力結果
True
False
len()関数でリスト(list)の長さ(要素数)を調べることができます。
そのため、リストの要素数は「6」と表示されます。
辞書(dict)に指定した値が存在するか確認する場合
in演算子で辞書(dict)に指定した値が存在するか確認する場合を見てみます。
values()メソッドを使用すると指定した値が存在するかどうか確認することができます。
例
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dictionary = {'A':'Apple', 'B': 'Ball', 'C': 'Cat', 'D': 'Desk', 'E': 'Egg'} serch_val1 = 'Apple' in dictionary.values() serch_val2 = 'Dark' in dictionary.values() print(serch_val1) print(serch_val2) |
出力結果
True
False
in演算子とvalues()メソッドを使用することで指定した値が存在するかどうかを確認することができます。
そのため、serch_val1は「True」、serch_val2は「False」が返されます。
辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認する場合
inで辞書(dict)に指定したキーや値が存在するのか確認してみます。
items()メソッドを使用すると指定したキーや値が存在するかどうかを確認することができます。
例
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dictionary = {'A':'Apple', 'B': 'Ball', 'C': 'Cat', 'D': 'Desk', 'E': 'Egg'} serch_item1 = ('A','Apple') in dictionary.items() serch_item2 = ('B','Bus') in dictionary.items() serch_item3 = ('Z','Zeep') in dictionary.items() print(serch_item1) print(serch_item2) print(serch_item3) |
出力結果
True
False
False
in演算子とitems()メソッドを使用することで指定した値が存在するかどうかを確認することができます。
そのため、serch_item1は「True」、serch_item2とserch_item3は「False」が返されます。
多次元の辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認するサンプルコード
先ほどは1次元の辞書の中の要素を対象にしてキーや値が存在するか確認しましたが、次は多次元の辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認するサンプルコードを紹介します。
多次元の辞書(dict)に指定したキーが存在するか確認する場合
inで多次元の辞書(dict)に指定したキーが存在するのか確認してみます。
例
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dictionary = {'A' : 'valueA' , 'B' : 'valueB', 'C' : 'valueC', 'D' : 'valueD', 'E' : 'valueE'} dictionary['A'] = {'国' : 'America' , '生物' : 'Ant'} dictionary['B'] = {'国' : 'Brazil' , '生物' : 'Bear'} dictionary['C'] = {'国' : 'China' , '生物' : 'Cancer'} dictionary['D'] = {'国' : 'Denmark' , '生物' : 'Duck'} dictionary['E'] = {'国' : 'England' , '生物' : 'Eagle'} serch_key1 = '国' in dictionary['B'].keys() serch_key2 = '果物' in dictionary['C'].keys() print(serch_key1) print(serch_key2) |
出力結果
True
False
in演算子とkeys()メソッドを使用することで多次元の辞書(dict)でも指定したキーが存在するかどうかを確認することができます。
そのため、serch_key1は「True」、serch_key2は「False」が返されます。
多次元の辞書(dict)に指定した値が存在するのか確認する場合
in演算子で多次元の辞書(dict)に指定した値が存在するのか確認してみます。
例
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dictionary = {'A' : 'valueA' , 'B' : 'valueB', 'C' : 'valueC', 'D' : 'valueD', 'E' : 'valueE'} dictionary['A'] = {'国' : 'America' , '生物' : 'Ant'} dictionary['B'] = {'国' : 'Brazil' , '生物' : 'Bear'} dictionary['C'] = {'国' : 'China' , '生物' : 'Cancer'} dictionary['D'] = {'国' : 'Denmark' , '生物' : 'Duck'} dictionary['E'] = {'国' : 'England' , '生物' : 'Eagle'} serch_val1 = 'Duck' in dictionary['D'].values() serch_val2 = 'Elephant' in dictionary['E'].values() |
出力結果
True
False
in演算子とvalues()メソッドを使用することで多次元の辞書(dict)でも指定した値が存在するかどうかを確認することができます。
そのため、serch_val1は「True」、serch_val2は「False」が返されます。
多次元の辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認する場合
in演算子で多次元の辞書(dict)に指定したキーや値が存在するのか確認してみます。
例
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dictionary = {'A' : 'valueA' , 'B' : 'valueB', 'C' : 'valueC', 'D' : 'valueD', 'E' : 'valueE'} dictionary['A'] = {'国' : 'America' , '生物' : 'Ant'} dictionary['B'] = {'国' : 'Brazil' , '生物' : 'Bear'} dictionary['C'] = {'国' : 'China' , '生物' : 'Cancer'} dictionary['D'] = {'国' : 'Denmark' , '生物' : 'Duck'} dictionary['E'] = {'国' : 'England' , '生物' : 'Eagle'} serch_item1 = ('国','Brazil') in dictionary['B'].items() serch_item2 = ('食物','Egg') in dictionary['E'].items() print(serch_item1) print(serch_item2) |
出力結果
True
False
in演算子とitems()メソッドを使用することで多次元の辞書(dict)でも指定したキーと値が存在するかどうかを確認することができます。
そのため、serch_items1は「True」、serch_items2は「False」が返されます。
in演算子は多次元の辞書(dict)でも指定したキーと値が存在するかどうかを確認することができるのですね!
そうですね。
in演算子を使用して多次元辞書(dict)のキーや値を確認するには、辞書変数の後ろにキーを指定してあげると良いですよ。
今回のポイント
inで辞書(dict)に指定したキーや値が存在するかを確認
⚫︎ Pythonで辞書(dict)に指定したキーや値が存在するかを確認するにはin演算子を使用する
⚫︎ in演算子を使用して辞書(dict)のキーが存在するかどうかを確認するにはkeys()メソッドを使用する
⚫︎ n演算子を使用して辞書(dict)の値が存在するかどうかを確認するにはvalues()メソッドを使用する
⚫︎ n演算子を使用して辞書(dict)のキーや値が存在するかどうかを確認するにはitems()メソッドを使用する
⚫︎ in演算子は多次元の辞書(dict)に指定したキーや値が存在するか確認することもできる
ST
株式会社flyhawkのSTです。フライテックメディア事業部でのメディア運営・ライター業務なども担当。愛機はMac Book AirとThinkPad。好きな言語:swift、JS系(Node.js等)。好きなサーバー:AWS。受託開発やプログラミングスクールの運営をしております。ご気軽にお問い合わせください。